己【おれ】

主に東京・グルメ・漫画・旅行ネタ。己【おれ】と命名するも乙【おつ】と勘違いされることもよくある残念なブログです。

超人気ラーメン店「銀座 篝」の系列か?「新橋 纏(まとい)」の平子煮干しそばと肉丼醤油バターは、篝同様ハイレベル以外の何物でもない

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オーソドックスさを残しつつ洗練された1杯。「新橋 纏」の平子煮干しそば。

早くも銀座のラーメン事情を根底から覆す勢いの超人気ラーメン店「銀座 篝」の系列と思われる話題の新店「新橋 纏(まとい)」がお父さんの街・新橋に6月4日(火)堂々のオープン!
この度そんな「新橋 纏」にさくっと行って参りましたので、まあタイトルですでにネタバレしてますが、さくっと紹介しちゃいたいと思います。

JR新橋駅烏森口すぐそばなのにうさん臭さ怪しさ満点の入口

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!?

おっと、思わず!?を強調してしまいましたが、でも強調したくなる気持ちも分かってくださいと主張したくなるくらいに「新橋 纏」の入口は狭い。
というか普通に怪しい。

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ここ入ってって言われてもなー。

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入りたいって思います?

幸い天気にも恵まれてたからよかったものの、悪天候だったらジョジョのゴゴゴゴゴって効果音が聞こえてきそうだもんねこの入口。

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メニューと営業時間はこんな感じ。

営業時間も品揃えも「篝」と酷似しているものの、鶏白湯が醤油そばであり素材に烏賊干しが使われていること、つけ麺は淡麗&濃厚と2種類用意されているのが特筆すべき点でしょうか。

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入口の左右にもこんなのと、

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こんなのが飾られててそそられはするんだけど、

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この入口なんだものなー。

ちなみに奥に見えるのが「纏」で、先週近場に開店したばかりの「らぁめん ほりうち 新橋店」が由緒正しき外観なのに対して、こちらの場合は秘密基地やアジトを彷彿とさせますね。

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どこからかやってきたお父さんはズンズン進んで行くのだった。

直感なんですけど、男心をくすぐるというか、「西新橋・港屋」のように、怖いもの見たさで中を覗いてみたいって気持ちにかられます。

お父さんをガキ大将と見立てつつ後をついてく子分の要領で歩を進めます。

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空なんてほとんど見いへん!(エセ)

「篝」のすぐそばにも似たような狭い通路がありますが、そんなの目じゃないくらいに激せまで、店に無事たどり着けるか着けないかでちょっとしたメタボ診断ができてしまうんじゃないだろうか。

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振り返るとどんどん現実から遠のくような。

現在から過去へのタイムスリップなうみたいな錯覚にひたれます。

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段々近づくと見える暖簾。

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ここまで来るとひと安心。

どこにこれだけの人が?メシ時じゃないのに店内満席

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10席のL字型カウンターに客がびっしり座ってた。

どこからウワサを聞きつけたのか、ランチタイムをとうに過ぎた15時にほど近い時間帯だったのに満席とは。。。

なお、目玉とされる烏賊干し鶏白湯醤油そばに至っては13時の時点で売り切れていたという情報もあるし、メシ時は店へと続く怪しげな通路の外にまで行列ができていたそうで、早くも話題性には事欠かなそう。

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男性2名、女性1名によるおもてなし。

和帽子に白衣のスタッフは「篝」と一緒で既視感を覚えます。

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調味料は有機玄米酢、S&Bの七味唐辛子、GSの拉麺胡椒。

胡椒、唐辛子、酢、いずれもラーメン屋ではど定番のラインナップではあるものの、この手のブランドの組み合わせに多少ならずとも感じられるこだわり。

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こういう気遣いって何かいいですよね。

素直に旨そうと思える「新橋 纏」の平子煮干しそば

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三つ葉とみじん切りのネギが和の印象を引き立てます。

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ぐるぐると渦を巻いた特殊な形状の丼。

渦巻き模様はラーメン丼のトレードマークとも言えますが、形そのものが渦巻きなのはまた珍しく、今にもドラクエのかまいたちがニュニュニュと顔を出してきそうって例えは、うん、微妙ですね。





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ニュニュニュ。




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豚バラ肉のチャーシュー2枚にメンマに海苔、三つ葉とネギ。

商品名にもなっている平子煮干しとは真イワシの煮干しのことで、ラーメン屋でよく使われている片口イワシに比べ魚臭さが少なく、スッキリしながらも煮干し特有の力強い濃い出汁がとれるとのこと。

スープを飲むと、なるほど確かに、醤油と煮干しの風味が同じタイミングで押し寄せて、あとに残るのは煮干しスープならではの芳醇な旨み。
王子神谷・伊藤」の煮干し全開ラーメンも大変好物だけど、こっちの方は万人受けする、そうすべての人の舌を優しく包み込むかのような、言っててキモいな、包容力が感じられますね。

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三河屋製麺の中細ストレート麺。

加水率は低めで煮干しのきいたスープにも負けるどころかばっちり存在感を発揮した食感であり、ツルツルッてすすれてシコシコッとしていて噛み心地も上々、あーラーメン食ってるなーって気持ちにひたれるし、680円で得られる満足感にしてはかなり大きいんじゃないでしょうか。

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全体のバランスを考えて味つけされたっぽいチャーシュー。

固すぎず柔らかすぎず程よい食感がナイスで、別料金だけど真空鶏チャーシューも堪能してみたくなります。

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コリコリメンマは言わずもがなな美味しさ。

バター特有のコクと旨みがストーカーしてくる「新橋 纏」の肉丼醤油バター

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ちょこんと添えられた和がらしが豚角煮丼の様相を呈します。

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炙ったブタ肉がまずいワケないだろ!

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甘辛いタレと具がおれとライスをディープキスさせるのさ。

まず炙ったブタ肉の甘辛さが口の中に広がって、味の濃さを白米が中和しつつも後からバター特有のコクと旨みが追っかけてきて、それから逃げるようにマキビシのような効果があるかもしれない和がらしを絡めつつライスと肉をバクバク頬張るという、ちょっとした無限ループに陥れるのだからステキです。

ライスが100円なのも嬉しいですが、280円の玉子丼も気になる完成度ですね。

人は見かけによらないように、店も見かけによらない

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祝い花がなくなったら一層近寄りがたくなりますね。

一風どころか相当変わりまくった店内までの道のりではありますが、開店から数日と経たない内に早くも行列店の仲間入りを果たしそうで、運べるならホント早い段階で足を運んでおいた方がいいと思われます。

まだオープンしたてということもあり、ぐだぐだなオペレーションが玉に瑕ではありましたが、数日、数週間もすれば落ち着くことでしょうし、その頃には「篝」との関係性も明らかになっているかもしれませんね。

再訪の際には烏賊干し鶏白湯醤油そば、それと玉子丼を頼んでみよっと。

店舗情報

店名 新橋 纏
住所 東京都港区新橋3-13-2 新共ビル1F(地図
電話番号 03-3436-6063
営業時間(平日) 11:00~15:30、17:30~22:30
営業時間(土・祭日) 11:00~15:30、17:30~21:00
定休日 日曜日
最寄駅 JR新橋駅